“David and Goliath” by Malcolm Gladwell

9780241959596今年3冊目のノンフィクション。

マルコム・グラッドウェルの作品には一貫して「直感に反した(counterintuitiveな)洞察」というテーマがある。

しかし同様のテーマを取りあつかったものは、書物だけでなくYouTubeのビデオなどでも日常茶飯事に氾濫している。そうした一種のブームの火付け役になったのがマルコム君なので、彼の責に帰すべきことではないけれど、賞味期限切れ間近の仕入れの残りをかき集めた「今日のスペシャルメニュー」的な観が拭えない。

基本的にはこうしたテーマを共通項にランダムに集められたエピソードのアンソロジーなのだが、そうしたランダムなストーリー群に作者が無理やりに縦糸を織り込もうとしているのがあまりに無造作でハナにつく。

雑誌(The New Yorker)の記者だったという作者の経歴は、多岐にわたるリサーチにも現れているが、その殻を突き破るのがマルコム君に求められている次の成長だな。

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